今回は和製英語「パンフレット」について解説していきます!
海外では通じない和製英語。和製英語だと知らずに使ってしまったら・・・あまり考えたくないですね。
頑張って話している英語なのに、外国人に全く通じていなかったら、かなり恥ずかしいと感じてしまいます・・・。
そうならないためにも、今回ご紹介する和製英語をチェックし、英語力のアップに役立ててください!
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和製英語「パンフレット」
早速本題に入り、今回の和製英語について解説していきます!和製英語とは「日本語で作られた、英語風の日本語語彙」です!
今回解説していく和製英語は、「パンフレット」です!和製英語シリーズ第32回目はパンフレットとなりました!
パンフレットと聞くと、店舗や説明会、旅行会社のカウンターなどで配られるものがイメージできると思います。
「パンフレットください。」「パンフレットありますか?」と日本人に尋ねると、誰でも意味が通じると思いますが、欧米でこれを言っても通じません!
例え日本でいうところのパンフレットが目の前にあっても・・・「パンフレットはありません。」と言われてしまう事があります。
日本のように「パンフレット」を海外で使うと「???」となるので注意が必要です!
英語のpamphletと日本語のパンフレットは厳密には意味が異なるので、日本語の感覚で英文に使用すると大きな勘違いを生んでしまうので注意しましょう!
「そもそも和製英語とは?」についてはこちらで解説しています!
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和製英語とは!?シリーズ化して和製英語を紹介していきます!
こんにちは。英語が大好きな管理人ジャネットです! 突然ですが、今回から例文とは別に、知っておきたい和製英語シリーズを始め ...
和製英語「パンフレット」を正しく英語で表現すると?
和製英語のパンフレットを正しく英語で表現すると・・・
brochure
となります!ブローシュアのように発音します。パンフレットは馴染みがあると思いますが、ブローシュアはよくわからないと思います・・・。
和製英語「パンフレット」の由来は?
次に、和製英語「パンフレット」がなぜ使われるようになったのかをご紹介したいと思います。
パンフレットは日本ではカタログなどと同じような意味で使用されていることが多く、リーフレットなどとも同じような意味で利用されていることも多い言葉です!
しかし、英語の「pamphlet」の正しい定義は・・・
数ページにわたりカラーで印刷された小冊子
となっています!小冊子指す言葉として定義されているため、日本ではカタログなどの意味で使用している場合もありますが、これは英語では誤りであり、あくまでも冊子であるため、その意味では同じ発音を持つ和製英語として考えるほうが正しいです!
パンフレットはもともと英語ではpamphletとして英語文化でも使用されていましたが、あくまでもbooklet「ブックレット」のような製本されている書籍に対して、製本されずに簡単に糸などで中綴じがされた冊子を示すものでした。
そのため海外ではあくまでも書籍のひとつの形態として認識されていた面がありました!
しかし、日本では簡単に製本ができることや、企業の簡単な広告宣伝冊子などで広く利用されている理由から、頻繁に薄い冊子が利用されるようになり、これにつれパンフレットが良く使われるようになったと考えられます!
和製英語の由来で分類すると・・・
- 英語を略して和製英語となったもの
- 英語を利用して造語をつくったもの
- 別の意味になってしまったもの
- その他
このうち3番の「別の意味になってしまったもの」に該当します!
和製英語「パンフレット」を使った英語例文
最後に、和製英語「パンフレット」を正しい英語に直し、例文をご紹介します!
ここまで、和製英語「パンフレット」の由来など、詳しくご紹介してきましたので、「パンフレット」が和製英語だということは忘れないと思います!
しかし!ここで例文を覚えておくことで、実際に英語を話すときに非常に役立ちます!
例文と言っても簡単な英語で、使えるフレーズなのでぜひ覚えておきましょう!
Can I have a company brochure, please ?
「会社のパンフレットをもらえますか?」
特に難しい表現ではなく、わかりやすい表現だと思います!そのほかにも・・・
Can I have a holiday brochure ?
「旅行案内のパンフレットをもらえますか?」
旅行会社のカウンターに行くとパンフレットがたくさん置いてあると思います。このパンフレットが欲しいと英語で言いたいときはこの表現が使えます!
- leaflet「リーフレット」:1枚刷りの宣伝・案内・説明文の印刷物
- booklet」「ブックレット」:表紙があり数ページある小冊子
- pamphlet「パンフレット」:数ページにわたりカラーで印刷された小冊子
こういった表現も覚えておくと役立つと思います!
英語でpamphletを使用する場合にはその違いに十分に注意することが大切です!
まとめ
ここまで和製英語「パンフレット」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
和製英語「パンフレット」を英語で正しく表現すると・・・
brochure
です!パンフレットはカタカナ表記で、日本語に浸透してしまっているので、意外と和製英語だと思わないかもしれませんね。
覚えておきたい英語例文は・・・
Can I have a company brochure, please ?
「会社のパンフレットをもらえますか?」
pamphlet「パンフレット」と表現してしまうと、海外では上手く伝わりません・・・。
日本人は和製英語を普段の生活の中で数多く使っていて、それが和製英語だと知らずに海外で使ってしまうと、伝わらなくて困ってしまうこともあります。
今後そうならないためにも、和製英語についての知識を蓄え、英語力をアップさせていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!次回もぜひご覧ください!